もの思いの譜

ここには私が撮影した写真を中心に詩やエッセイを書き込んでいます。

◆ 写真  上野公園の夕景

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◆ 写真  上野公園5月の夕景

◆ コメント

私は子供のころから人と群れるのが苦手で学校などでも常に浮いていて一人ですご

す時間が多かった。ただそういう孤独な時間がけして嫌いではなかったしそれでい

じめられるということもなかった。

視力が極度に落ちた30歳までは視野欠損はあったものの0.4ほどの視力があった。

しかし白内障がかなりあったために日中はサングラスをつけてもかなりまぶしくて

見えづらかった。だから夕暮れ時の日が落ちたあたりになるとくっきり見えるよう

になるその時間帯が心も落ち着いて好きだった。

人々の影は時間帯によってさまざまに形を変えるのが面白く、子供のころから影を

みるのが好きだった。いくらたくさんの人がいてそれぞれが楽しげであっても、そ

れを見ている私は常に一人・・これにかぎらず私の写真を見た人から 「孤独を感

じる」と言われるのは私のそういう心が映し出されているのかもしれない。

とはいえ目が見えない私が写真を撮るときは必ずガイドをしてくれる人と一緒なの

でけして孤独ではないのだけど。