◆ 写真 ボロ布展 浅草
◆ コメント
浅草 浅草寺の二天門を出たあたりにあるアミューズミュージアムにて「ボロ布展
」にいった。ボロ布展ってなにそれ?!
おそらく明治/大正/昭和初期あたりに青森県で多く使われていた衣服や敷物など
の展示なのですが・・・。使って使ってぼろぼろになってまたつぎはぎしてまた使
う・・よくぞここまで人間のために耐えてくれたな!というほどの凄み。そしてボ
ロ布のつぎはぎやほつれには独特なもようがあり芸術的でもありました。
当時は綿花栽培の北限は福島あたりだったようでそれ以北では衣服には麻が使われ
ていました。しかし麻は空気を通してしまうため寒い地方では何重にも織り込んだ
ずっしりと重い(32kg)の衣服もありました。
しかし青森の冬の寒さはおそらくそうとうなものだったでしょうから当時の人々は
暖房もほとんどない環境でこの衣服ではかなり厳しい暮らしだったと思われます。
そういう意味でも凄みを感じさせる展示でした。
なおこの展示会場は2018年いっぱいで取り壊されるので年内しか見ることはできな
い貴重な展示です。
この展示は撮影OKとのことで私は28mmのレンズを使いましたが狭い空間なので24
mmぐらいの広角がよかったかなと思いました。