もの思いの譜

ここには私が撮影した写真を中心に詩やエッセイを書き込んでいます。

写真 日中の暗

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■ 写真    上野/浅草の夕暮れどき

■ 自分はいま何を撮りたいのか?

 現実の風景を見て確かめることは私にはできないが、それを心にイメージするこ

とはできるし、それを何らかの形にしたいと思う衝動が写真を撮るきっかけになっ

た。1年前にそれに気づいたのがうれしくて毎日のように夢中で写真を撮ってきた。

 そして・ものごとが明と暗に分かれるとしたら私は暗いほうからものごとを見て

そこから何かを形にしたいと思ってイメージしたらその一番の象徴は夜だった。

この1年はずっと夜の写真を撮ってきたが・・冬ともなると夜は冷える・一度家に

入ってしまうともう外に出て寒風にふかれることなど考えたくなくなる。情けない

が年齢を考えるとしょうがない。

 しかしこのままではいけない気がして、いろいろ考えた。そうだ!日中の風景に

だって暗はある。人の心には昼夜関係なく明暗もあるはずだ。

ということでこれまでは苦手にしていた日中の街に出て暗を探してみた。上野や浅

草の街や人にはたして暗はあるのか?いろいろ試してはみるのだが自分の中にある

もやもやしたものがスムーズに形になっていない気がしてどうもすっきりしない。

◆   西尾はり灸マッサージ治療室

◆ 〒110−0012 東京都台東区竜泉1−25−10 土屋ビル202

◆ 電話  03−6887−0006

WebSite: http://www.nishio-pc.sakura.ne.jp/

Mail: iela_asagaya@yahoo.co.jp

写真 上野公園の銀杏並木

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写真    上野公園の銀杏並木

 上野公園は都内でも銀杏並木の本数がかなり多い。

今年は暖冬のようで、12月3日現在ほぼ半分ぐらいはまだ緑色。

あと2週間ぐらいでほぼ黄色くなると思うが、いま黄色いやつはそのころには落葉

してしまうからどうもバランスがよくないなあ。

 夕暮れが深くなると銀杏のライトアップはとても幻想的でいい。しかしできたら

もう少し弱い光にしてくれるほうがいいな。カメラが迷って変な色になるような気

がする。

銀杏の黄色と青い空そしてちょっと緑の組み合わせの写真は、見てると元気

が出る!とのことだ・・しかし私の場合は暗闇の風景のほうが元気が出るような気

がする。

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写真 砧(きぬた公園の桜の木 (夜の部)

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■写真    砧(きぬた)公園の桜の木 (夜の部)

■    やはり私は夜のほうが・・・。

前回の砧公園の樹木は夕方(5時半ぐらい)でしたが、今回は日は違いますが時間

が1時間半ほど後の写真です。

ともかく葉っぱが何重にもおおいかぶさっているので光が少なくなってくると極端

に暗くなるようです。

砧公園は東京都世田谷区にある公園でもとはゴルフ場だったのを公園として区民に

提供されたもののようで、ともかく広いです。そしてどの駅からもやや遠いので人

が少ないのも特徴です。

 この桜の樹木は正面入り口から入ると反対側に位置するため、徒歩20分近く歩い

てやっと到達します。最初のときはもうあきらめて帰ろうか迷ったほどでした。

写真 砧(きぬた)公園の桜の木  写真展のお知らせ

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■写真 砧(きぬた)公園の桜の木

■写真展のお知らせ

展覧会概要

タイトル 光の中で 視覚障害者が撮影した写真作品展

主催 日本視覚障害者芸術文化協会

      (http://artforthelight.com/

後援 立川基金

会場協力 ガーディアン・ガーデン(http://rcc.recruit.co.jp/gg/

企画・構成 尾崎大輔(写真家)

期間 2015年8月19日(水)〜26日(火) 11時から19時

(8月22日(土)はワークショップのため、閉館します。)

会場協力 ガーディアン・ガーデン

展覧会場の住所・電話番号

東京都中央区銀座7-3-5

ヒューリック銀座7丁目ビル B1F

tel 03-5568-8818 fax 03-5568-0512

展覧会概要

視覚障害のある方達に写真を教え始め、6年近く経ち、ガーディアン・ガーデン

と共に夏に開催している視覚障害者と若手写真家によるワークショップ「写真を

言葉にして伝える」も今年で3回目を迎えます。

今年度はガーディアン・ガーデンの協力を得て、夏に展覧会とワークショップの

両方を行うこととなりました。

展覧会は四つの大きなパートで構成されています。

一つ目は見ることが前提とされている写真から視覚要素を排除し、凹凸の立体写

真を使い、触覚と言葉のみでイメージするといった新しい「写真」の形を提示し

た作品です。

二つ目には私たち目が見える人は目から入ってくる情報で風景を写真に撮ります

が、視覚障害者の方は見えなくて、且つ遠くて触ることもできない場合、主に音

を通じて風景を撮ります。そういった風景はランドスケープと言わず、サウンド

スケープとか、音の風景、音景といわれるようです。そのサウンドスケープを少

しでも感じてもらえるような映像作品を展示させていただきます。

三つ目は私のところには中途失明視覚障害者の方から写真のアルバムを整理し

たいという話がたまにあります。幾つかの写真を選び、凹凸写真を作るのです

が、アルバムの中でどの写真を選べばよいのかをいつも悩まされます。そこで今

回、ある視覚障害者の方の許可を得て、そのアルバムの中から5点の写真をみな

さんにも選んでいただき、その選んでいただいた写真で票が多いものから順に凹

凸の立体写真にしようと考えています。

さらに、中途失明の方の多くは昔のイメージを元に写真を撮る事も多いのです

が、実際の景色は以前と変わっていることも少なくありません。今回協力いただ

いた視覚障害者の方は吉祥寺で生まれ育ったので、アルバムの中にある昔のイ

メージを元に現在の吉祥寺を撮影してもらいました。鑑賞者は凹凸に写真を選ぶ

とともに撮影者である視覚障害者の方の頭にあるイメージを共有する体験しても

らいます。

最後は何度も写真教室に参加されている視覚障害者の方の写真を約90点展示しま

す。撮影者は「自分で撮った写真を自分では見ることができない、誰かに見ても

らわなければならないという部分には埋めることのできない暗闇があり、まるで

自分の裸体をさらすような怖さと恥ずかしさがあります。」と話します。アルバ

ムの時と同じように、それらの写真を鑑賞する皆さんで選び、なぜそれを選んだ

のかなど、アンケートの形式をとり、撮影者である視覚障害者の方に伝え、その

「埋めることのできない暗闇」を少しでも埋めていただくという内容です。

最後の二つのパートは鑑賞者の参加型の展示となっております。

以上の四つのパートから構成されている作品展に是非、足をお運びいただき、写

真の新しい可能性を少しでも感じていただければ幸いです。

連絡先   写真家  尾崎大輔

web http://www.daisukeozaki.com/

mail info@daisukeozaki.com

写真 マンモス団地夕景色   写真の説明

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■写真   夜のあちら闇のこちら   マンモス団地夕景色

■写真説明

都内のとあるマンモス団地の夕暮れ時の風景です。

台東区の自宅から1時間ほどかかったので横浜の山下公園とほぼ同じぐらいの距離

です。

この団地は40年前、私がまだ視力があったころ会社の出張で上京したときに一度

だけここにきた記憶があり、そのときの殺伐とした都会のコンクリートの化け物み

たいな記憶のイメージと同じなのか違うのかということも興味のひとつでした。

撮影時間は19時から20時ぐらいです。1棟が14階建て横幅が100mほども

ある巨大な団地が数え切れないほどあって同行した人も驚いていました。駅の近く

にはスーパーなどもあってわりとにぎやかですが、少し奥に入ると人通りもなくひ

っそりとしていてちょっと怖いぐらいです。でもどれもおしゃれなマンションみた

いな外観で緑も多くて私のイメージとはずいぶん違うようでした。

こんな巨大な建物がどどどと重なり合っている風景を撮りたかったのですが相手が

大きすぎてフレームにおさまりきれていないようです。28mmですがもっと広角なレ

ンズが必要かもしれません。

最上階から見下ろした夜景も撮影しました。ちょうど雄飛が沈んだ直後だったよう

で団地の暗い明かりと夕日のオレンジとブルーから紺色に変化するグラデーション

がとてもきれいに写っているとのことでした。

夜景はともかく、コンクリートの色彩感は昼間のほうがいいかもしれないなと思い

ました。ご感想・ご批評などはメールでお待ちしています。 西尾

mail : iela_asagaya@yahoo.co.jp

■体のこと心のこと ご相談お問い合わせは

  西尾はり灸マッサージ治療室

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写真 山下公園 night  散文

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■写真  夜のあちら闇のこちら   山下公園 night

■散文    殺す体験

 暗い内容なので重いかもしれませんが、人にとって・とくに男性にとってはとて

も重要なことなので、たまたまここを開いてしまった方もどうか読んでください。

 私が子供のころは近隣に雑木林や田んぼや畑などがあり、そこが子供たちの遊び

場でもありました。それは周囲の樹木や昆虫などと自然にふれあえるとても素敵な

環境でした。

 あるとき私は一人で裏山を歩いていて、わりと大きな雑草の先端にとまっている

かまきりを見つけました。花に近づく昆虫を狙っていたのでしょうか。私はいたず

ら心で近くにあった棒きれで かまきりをつついてみました。ご存知のように か

まきりは闘争本能の強い昆虫なので、横からいたずらされた私に向かって かまを

ふりかざして威嚇してきます。しばらくはそうして遊んでいましたが、かまきりに

してみればエサの捕獲の邪魔をされたのですから怒るのはあたりまえです。でもち

ょうど生意気ざかりの13歳の私は、そのかまきりの反抗が しゃくにさわってたま

らなくなり棒切れで かまきりを叩き落してしまいました。

さらに地面に落ちた かまきりを靴で踏みつけて殺してしまいました。もだえなが

ら絶命した かまきりの下腹部から はりがね虫と呼ばれる細長い寄生虫が出てき

て、そのおぞましさに叫び声をあげた記憶があります。

 何の罪もない かまきりをただ しゃくにさわったというだけで残虐な方法で殺

してしまった、あのときの自分をとても怖いと思いました。あのときの映像は50年

たった今も生々しく再現されます。

 男性は12歳から20歳ぐらいまでの数年間 性的欲求と暴力性 という2つの強い

本能と、心の折り合いをつけなければならない時期があります。溢れ出そうとする

これら欲求をどううまく抑えながら社会人として生きていけるようになるかという、

とても繊細で難しい道を誰もが通ります。

 こんな男たちの問題をうまく処理してくれたのは雑木林にいた小さな昆虫たちだ

ったのかもしれません。遊びで虫たちを殺しながらも心のどこかに かわいそうな

ことをしてしまった 悪いことをしてしまった・・おそらくほとんどの人は少なか

らず胸を痛めたはずです。 胸を痛めた人も痛めなかった人も、このような弱いも

のたちと接した体験が、男の思春期という 繊細で難しい道を無事に通りぬけさせ

てくれたのかもしれないと思います。

写真 つつじな夜  随想

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■写真   夜のあちら闇のこちら  つつじな夜

■随想   アダルトチルドレン

 私は鍼灸マッサージ師を業としています。最初はもちろんふつうの肩こりや腰痛

などよくあるこれらの症状の方々の施術が多かったのですが、10年ぐらいしたあ

るときから、なぜか うつ病 パニック障害 統合失調症など精神疾患の方々が多

くくるようになりました。 もともと私は意識・思考・情感など目には見えないこ

れらのものが好きでよくそういう関係書籍も読んでいたので何か基本的にそういう

 においのようなものはあったかもしれない。それに何よりも精神疾患で苦悩され

ている方々と接してみて、どうしてこんないい人たちが苦しんでいるのかと思える

ほど100%みんな私が大好きになれる人たちなのです。

このような方々をみていると、ある意味で自分にも周囲にも正直で素直な人たちで

あるようです。そのぶん うそをつけないとかうまくごまかす・というような社会

的な武器をうまく使えないということから苦悩が起きているようです。

その結果 人間関係がうまくいかなくて公私ともに孤独になったり叱られたり怒鳴

られたり落ち込んだり・・うつ病のように重くなってしまう場合が多いようです。

 このような方々の中に アダルトチルドレンと呼ばれる方々が少なくないようで

す。これは親や家族による暴言暴力、過干渉、世話の放棄、愛情不足、過剰に厳

格・・など幼いころの環境が子供にとって大きな不安の中で育ってしまった場合、

大人になっても大人としての人格や社会的な立場をうまく形成することができずに

学校や職場などで周囲との関係をうまく作れなかったり恋愛や結婚などで相手とう

まくコミュニケーションをとることができないなど、とくに人間関係での苦悩やト

ラブルのために社会生活に支障をきたしてしまうという症例です。

 このような症状の原因として・多くの場合親のどちらかがあるいは両方が同じよ

うなアダルトチルドレンである場合も多く、ご本人もそれを意識していないなど誰

も悪い人がいない中で親から子供にこのような苦悩だけが継承され続けているのが

このごろ顕著になってきているようです。

 私がこれまでにお会いしたアダルトチルドレンの方々には知的にも性格的にも本

当に優れた人が多く、頭脳明晰はもちろん芸術的に優れていたり、ものの見方考え

方がある意味で非社会的なところがとても魅力的だったりする。

私はこういった方々の抱えている苦悩をできるだけ軽くしたいと思いながら施術を

続けているのですが、それはこのような色彩豊かで面白い人たちがもつ独特な色で

社会をより豊かに染めてほしいと思うからです。

■体のこと心のこと ご相談お問い合わせは

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